1987-01-21 第108回国会 参議院 決算委員会 第2号
○参考人(森口八郎君) 高度化資金の貸し付けに当たりましては、常々その適正な運用に努めておるところでありますが、御指摘のように五十九、六十年度にわたりまして会計検査院から不当事項の指摘を受けてまことに残念に思っておる次第でございます。私ども事業団といたしましては、高度化資金の貸し付けということは、当然貸し付けの事前の診断指導、それから貸し付けに当たっての審査、あるいは貸し付け後の管理という三つの段階
○参考人(森口八郎君) 高度化資金の貸し付けに当たりましては、常々その適正な運用に努めておるところでありますが、御指摘のように五十九、六十年度にわたりまして会計検査院から不当事項の指摘を受けてまことに残念に思っておる次第でございます。私ども事業団といたしましては、高度化資金の貸し付けということは、当然貸し付けの事前の診断指導、それから貸し付けに当たっての審査、あるいは貸し付け後の管理という三つの段階
○森口参考人 お答え申し上げます。 私の方の事業団は、設備廃棄事業に関し融資も行っておりますし、それから指導委員会のメンバーでもあります。そういうことでありながら、今回かかる不祥事件を見るに至りましたことを、まことに遺憾に存じておるわけであります。 設備の廃棄事業に関しまして今後どういうふうなことになりますか、通産省の方で御検討中でございますけれども、存続するということでありますれば、従来のようなことを
○参考人(森口八郎君) 申し上げます。 撚糸工連に対する融資につきましては、生活産業局の方で指導会議というものがございまして、この指導会議で設備廃棄の規模とかあるいは一台ごとの買い上げ単価とかあるいは償還方法等について決められております。 この指導会議にはもちろん私どもも参画しておりますし、それから関係省庁、それから産地側等々が参画をいたしております。こういう指導会議でそういう方針が決まりますと
○森口政府委員 現在の大輪工業の現状はきわめて深刻でありますが、大阪車輪の指導その他を通じて生き得る道を開くよう私どもできるだけ指導してまいりたい。なお、指導に当たりましては関係各省とよく連絡をしてやっていきたいというように考えております。
○森口政府委員 御指摘の大輪工業でありますが、これは大阪車輪製造の一〇〇%出資の子会社であります。ただ、この大輪工業とそれから大阪車輪との違いますところは、もともと鳥取にございます大輪工業は、東洋工業の受注が大阪車輪に急増いたしましたために、東洋工業に主として、ほとんどの部品を供給するために大阪車輪が現地に設立した会社であります。鳥取と広島とが地理的に近いというような関係もありまして設立いたした会社
○森口政府委員 NAMCOは余剰品を抱えておったという御指摘のことだったと思いますが、その後余剰品は、御指摘もありましたので早速処分をいたしまして、現在の状況では余剰品はないというように私の方は考えております。
○森口政府委員 後者の為替差損の問題でありますが、先ほど申し上げました三百八円以下の計算外の数字でありますが、十億ぐらい発生するということであります。先ほど申し上げましたように、私どもとしてはできるだけNAMCOの合理化によってやってもらいたいということで申しておりますけれども、いま少し事態の推移を待たなければ、NAMCO自体の力で果たして回収できるのかどうか、実は何とも申し上げられないということであります
○森口政府委員 YS11は四十九年二月、最終号機百八十機を売り切ったわけでありますが、その時点において、あるいはそれ以前から赤字の問題が発生をいたしておりまして、いろいろ委員会をつくりまして赤字対策の原因究明を行ったわけであります。四十七年度末現在で今後の赤字見通しについて推計を行いますと、約三百六十億円の赤字が発生をするというように見込まれたわけであります。 この赤字をいかがするかということで、
○政府委員(森口八郎君) いま御説明申し上げましたとおり、当初の予定では千二百ノーチカルマイルということであったわけでありますが、現在考えておりますのは、その後考え方に紆余曲折がありまして、航続距離としては二千ノーチカルマイル以上を考えておるわけであります。また乗客数につきましても、現在の考え方では二百ないし二百四十席というようなことを考えておるわけであります。このクラスの飛行機は、主として日本の国内需要
○政府委員(森口八郎君) 実は私どもの方では、昭和三十三年からYSの飛行機の生産に着手いたしたわけでありますが、YSの生産が軌道に乗り出しました四十年初頭におきまして、YSの次の飛行機は何かということでいろいろ議論をいたしたわけであります。いろいろ議論がありまして、やはりYSに匹敵するような滑走距離の短い、乗客数で申しましても百人を若干上回る程度の飛行機を開発すべきだというような話もあったわけですが
○政府委員(森口八郎君) 現在の情勢を見ますと、むしろ日本の航空機産業は軍需の方に、というよりも防衛需要の方に偏りがちであります。私どもは、航空機産業をやはりできれば民需中心に位置づけをいたしたいというような基本的な考え方を持っておりますが、御指摘の五〇、五〇ということは、数字としては私が知っております限り答申としては出されておらないわけでございます。
○政府委員(森口八郎君) お答え申します。 農業用トラクターにつきましては、四十五年末の在庫は九千七百二十七台、四十六年末につきましては七千二百八十一台、四十七年末につきましては三千六百九十台、四十八年末につきましては三千四百五十九台であります。耕運機につきましては、四十五年末が九万五百十九台、四十六年末が六万三千六百七十一台、四十七年末が四万三千三荷三十二台、四十八年末が二万六千七百三十二台であります
○政府委員(森口八郎君) お答え申し上げます。 農業用トラクターにつきましては、四十八年の生産は、台数にいたしまして九万九千三百九十四台であります。それから耕運機につきましては三十五万千九百二十一台であります。主なものは以上のとおりであります。
○政府委員(森口八郎君) お尋ねの無鉛化対策機でございますが、生産にぼつぼつ入りましたのは四十九年の夏ごろから入りまして、大体各機種ともほぼ完了いたしましたのは四十九年の十月からであります。販売の方は若干ダブっておりますが、大体、本年五十年に入りましてからはほぼ対策機が市場に出回っておるはずであります。
○政府委員(森口八郎君) 先生御存じのとおり、新型車は五十年の四月から逐次出ていくことになると思いますが、これが新しい認定を運輸省から型式認定として受けるわけであります。型武認定として受けた後に並行生産の問題が起こるということで、型式認定が具体的にどの車種についていつ受けられるかということが確定しがたい事情であります。したがいまして、各メーカーとも先生がおっしゃいましたような内容については必ずしも具体的
○政府委員(森口八郎君) 並行生産の問題はあくまでも指導の問題でありますが、私どもは、各メーカーの具体的な生産事情、あるいは運輸省との関係があるわけでございますが、型式変更の機会をとらまえて、できるだけ強力に、かつ詳細に指導してまいりたいというように考えております。
○森口政府委員 お説のとおりであります。
○森口政府委員 五十年規制車は当時まだ現実に出ておりませんので、五十年規制車が出てきた場合にはこういういろいろな問題点が生じる可能生があるということを指摘したものであります。
○森口政府委員 お答え申し上げます。 御指摘のとおり、中公審の自動車公害専門委員会に御指摘の数字を出したことは事実であります。ただ御指摘の数字は、五十一年規制車のことを問題にしているのではございませんので、すでに規制値が決まっております五十年規制車につきまして、いろいろこういう問題点がすでに生じる可能性があるということを指摘申し上げたわけであります。五十一年規制車のことを問題点といたしておるわけではございません
○森口政府委員 自動車の割賦販売条件につきましては、一昨年秋に総需要抑制政策をとったことに対応いたしまして、改定をいたしておりますけれども、昨年来自動車の販売が非常に減っております。御指摘のように、業界の方から割賦販売条件の緩和を求めておるというようなことも事実であります。しかし、現在まだ総需要抑制策は続いておるわけでございまして、こういうような状況でございますので、いま直ちに割賦販売条件の緩和ということを
○森口政府委員 自動車産業分科会で、どういうような手順でそういうような予測をしたかということについて、若干御説明申し上げます。 まず第一に、自動車の保有台数を年度別に予測をいたしております。次に地域別の保有台数を年度別に予測をいたしております。それから計算の手順といたしましては、車種別の残存率及び登録台数より各年の年次別保有台数を算出いたしております。また、各年の年式別保有台数に車齢別平均走行距離
○森口政府委員 先ほども申し上げましたとおり、これは産構審の機械部会で当方が計算をした数字であります。トヨタ自動車が、どういうような理由で、自分のほうで計算をしたというように言っておられるのか、私どもとしては存じません。しかし、私どもとしては機械部会において検討した数字であります。
○森口政府委員 私の方で、機械産業の将来を予測いたしますために産業構造審議会に機械部会を設けておりまして、その中に自動車分科会がございます。自動車分科会ではいろいろなことを勉強していただいたわけでありますが、いま先生がお示しになりました表は、産業構造審議会の機械部会の席上において検討をいたした表であります。したがいまして、私の方はその資料を委員会の席上配付いたしましたし、業界側の委員が当然産構審の機械部会
○森口政府委員 製造番号を抹殺した製品が出回っておるということを私ども聞いておりますが、実態についてはまだ十分把握をいたしておりません。ダイエーなどで製造番号を抹消したものを売っておるということは、先生御指摘のとおり、私の方も聞いておりますが、実態についてはまだ十分把握をいたしておらない現状であります。
○森口政府委員 私の方は、先ほど申し上げましたように自動車の生産と流通を所管いたしております。自動車は公害のいろいろな源でありますと同時に、他面、国民に利便を供給しておるものでもあります。したがいまして私どもは、自動車の生産が円滑に行われ、かつ消費者の手元に遅滞なく渡るというような状況になるということを庶幾いたしておるわけであります。もちろん公害対策は国の最重要施策でありますので、公害対策を重要施策
○森口政府委員 リードタイムの設定の問題につきましては、これは運輸省の専管事項であります。先ほど来環境庁の方から御答弁がございましたとおり、運輸省の専管事項であります。ただ、私の方は自動車の生産と流通と技術に関して所管をいたしておりますので、そういうような立場から、運輸省の方の意見の照会かありますれば、その都度御意見を申し上げておるというような立場であります。 なお、通産省は公式には、リードタイム
○森口政府委員 お答え申し上げます。 御指摘のとおり、冷蔵庫には直接冷却方式と間接冷却方式がございまして、先生御指摘のとおり、間接冷却方式の所要電力量は直接冷却方式の所要電力量に比べて二三ないし二七%高いことは、おっしゃるとおりであります。ただ、直接冷却方式、間接冷却方式、いろいろ長所、短所がございまして、間接冷却方式について言いますと、やはり先生がおっしゃいましたように、霜取りが自動的に行われるとか
○森口政府委員 私どもYXの開発をやろうということでいろいろ経緯があったわけであります。結局、ボーイングと提携をし、さらにイタリアを加えて、日、米、伊三国間の共同開発ということで話を進めてまいったわけであります。当初の予定では、四十九年度中にも正式な契約を結んでスタートいたしたいということで努力を重ねてまいったわけですが、何分にも交渉事でございまして、そういうようなわけで期日がずれて、現在まだボーイング
○森口政府委員 お答え申し上げます。 五十年度の予算は二十一億でありまして、四十九年度の繰り越しは十二億一千八百万円であります。
○森口政府委員 中央公害対策審議会の専門委員会の審議の過程におきまして、委員会の求めに応じまして自動車課長が参考発言をしていることは御指摘のとおりであります。 自動車課長がどういうことを申し上げたかということを簡単に申し上げますと、まず自動車一般の事情について説明をしろということでございましたので、自動車の生産輸出入、雇用、技術開発、投資等をデータについて御説明いたしましたほか、五十年対策実施に伴
○森口政府委員 先ほど来御意見がありましたように、公害対策は何にも増して優先すべきものであります。ただ、排ガス規制につきましては、排気ガスを減らすというような大目的と同時に、自動車が走る凶器と言われておりますように、安全性の問題について非常に考慮を払わなければいけない問題があるわけであります。そういうような観点から両方を勘案いたしまして、先ほど申し上げましたような申し入れを環境庁にいたしたわけでありますが
○森口政府委員 排気ガスの規制基準は、環境庁が専管的にお決めになるべき分野であります。ただ、当省としては、自動車の生産、流通等あるいは自動車の技術等について所管をいたしておりますので、そういうような立場から、最終的には環境庁の判断で決められるべき排出基準でありますけれども、当省としては、先ほど大臣が申されましたようないろいろな点を総合勘案して、この程度の規制基準が妥当であろうということを環境庁当局に
○政府委員(森口八郎君) 御指摘のように、銀行に金を借りたくてもだんだん担保がなくなってきまして、いろいろな金融制度を講じましても事実上借りられなくなるという点は、先生の御指摘のとおりであります。ただ、担保の評価がえの問題につきましては、事は銀行行政の問題であります。基本的にはやはり担保の評価がえの問題については銀行と企業の間で話し合いをするというのが基本的な筋道ではないかというように感じるわけであります
○森口政府委員 御存じのとおり、自動車には非常に大きな車から小さな車までたくさんの車があるわけであります。専門委員会における討議におきましても、大きな車になりますとどうしてもNOXの排出量はふえるというような点を原則的にお認めいただいておるというように私どもは考えております。したがいまして、現在まだ中公審としての最終結論は出ていないわけでございますが、専門委員会等におきましては車の重量を一トンのところで
○森口政府委員 公害対策は、国民的課題として解決しなければいけない最も重大な課題の一つでございまして、私どもも自動車の排気ガス規制につきましては、技術上できます極大限のことはしなければいけないというように考えておりまして、常日ごろメーカーもそういうふうに指導をいたしておるわけであります。 ただ、当初いわれました五十一年規制のNOXの規制値〇・二五グラム・パー・キロメートルにつきましては、私どものほうも
○森口政府委員 お答え申し上げます。 現在、五十一年の排ガス規制につきましては、環境庁のほうから中央公害対策審議会に諮問をされております。御存じのとおり、中央公害対策審議会の下部機構でございます排ガスの専門委員会の結論はすでに出まして、大気部会の結論も出ております。その結論を受けまして総会に付議をしたわけでありますが、御指摘のように、総会ではいろいろ意見が出まして、部会長がこれを預かりまして、総合部会
○森口政府委員 御指摘のとおり、ナショナルのいわゆる電気攪拌シャワー方式、これは電波を攪拌する攪拌扇を容器の上部に取りつけたものでございます。こういうものを採用した製品がございます。この製品は、在来の攪拌しておらないものに比べまして、電子がむらなく当たるというような利点はございまして、同社の在来型に比べてはかなりのむら焼け防止効果を持っているというように私どもは考えております。ただ、御指摘のように、
○説明員(森口八郎君) 私どもまあ子供の時代にはいろいろ、尺貫法もありました、それからポンドで表示されておるものもありました、メートルで表示をされておるものもあった。私どもが日常いろいろな買いものをする場合とか、いろいろな新聞の記事を読みます場合にも、頭の中で換算をしてやらなければいかぬということは非常に不便な思いをしたことがございます。現在におきましては大体メートル法で統一されておると、共通の尺度
○説明員(森口八郎君) 目的のところに、「経済の発展及び文化の向上」というように書いてございます。「経済の発展」と申しておりますのは、統一的な計量制度を定めることによって商取引間の混乱をなくするということでございます。取引を行ないます場合に、いろいろな計量単位が用いられますと、迅速、的確な取引を妨げるということで、そういうような意味で経済の発展ということを書いたのであろうというように思います。 それから
○説明員(森口八郎君) 計量に関します制度は、貨幣制度はちょうどものの価値をはかりますために重要でありますように、いろいろな重さあるいは長さ等をはかります単位として社会生活において最も基本的な制度であります。したがいまして、この制度は統一的であり、かつ合理的な制度でなければいけないということでございまして、そういうような制度の確立は社会生活の便益と安全をはかるために必要不可欠であります。わが国におきましても
○森口政府委員 御指摘の点もありますので、民間検査機関に委託いたしましたものについては監督を一そう厳にして、不祥事の起こらないようにやっていきたいと考えております。
○森口政府委員 一括してお答え申し上げます。 まず第一の製品の安全性確保に対する責任は、第一義的には企業にあるというように私どもは考えております。すなわち、消費者保護基本法におきましては、事業者が消費者に商品及び役務を提供する直接の当事者として、消費者に不利益を与えることのないよう、事業者がみずから危害の防止等必要な措置を講じるとともに、その品質等の内容の向上につとめるべきことが述べられておりますので